胃に生息するピロリ菌が原因の口臭を治す方法!

胃に生息するピロリ菌が原因の口臭を治す方法!

ピロリ菌は日本人の約半数が胃に保有していると言われている細菌です。

ピロリ菌は胃潰瘍や慢性的胃炎、そして胃ガンなどの胃の病気を引き起こしてしまう可能性のあるとっても恐ろしい細菌なんです。

そんな恐ろしいピロリ菌ですが、口臭の原因にもなってしまいます。

ピロリ菌は胃にさまざまな悪影響を与えるので胃の働きも低下させてしまいます。胃の働きが

低下すると食べた物が消化されずに胃の中に長時間残ってしまいます。すると胃に残った食べ物は異常発酵して悪臭を放つようになり、これが口臭の原因になってしまいます。

胃からくる口臭は「卵が腐った臭い」「ドブの臭い」のような強烈なニオイなので少しでも早くなんとかしたいですよね。

このページではピロリ菌と口臭の関係から臭いを抑える効果的な対策方法まで詳しく紹介しています。

「最近胃の調子が悪くて口臭も気になる・・・」と感じている人はピロリ菌が関係しているかも知れません。是非当ページを参考にして頂き胃の調子を取り戻して口臭も改善して下さい。

ピロリ菌はどうやって感染するの?どんな病気になるの?

まずはピロリ菌ってどのような細菌で胃にどんな悪影響を与えるのかを見ていきたいと思います。

ピロリ菌の感染経路とは?

ピロリ菌は、ほとんどの場合は口を通じて感染する

ピロリ菌の感染経路はまだ謎な部分もあるそうなのですが、ほとんどの場合は口を通じて感染してしまいます。

多くの場合は子供の頃の免疫力が弱い時に感染してしまう事が多いようです。親から口移しで食べ物を口に入れたり、保育園や幼稚園などで誰かの嘔吐物に触れてしまい、その手で食事をしてしまったりする事によりピロリ菌に感染してしまいます。

大人になってからはコップの回し飲みやキスなどでピロリ菌が感染することはほとんど考えられないようです。

また現代の日本では上下水道などの衛生環境が整っている為ピロリ菌の感染率もかなり低下しているようですが、50代以上の衛生環境があまり整備されていない時代に幼少期を過ごした年代はピロリ菌の感染率も高く約80パーセントの人が胃にピロリ菌を保有しているそうです。

ポイント・ピロリ菌はどうして胃の中で生きていけるの?

ピロリ菌

胃の中はかなり強い酸性になっている為、少し前まではどんな細菌も胃の中では生きのびることができないと言われてきました。ちなみに胃の中の酸性度は金属でも溶けてしまうpH1〜2になっています。

ところがピロリ菌は胃の中で生きのびることができるということが発見されたんです。では何故ピロリ菌は胃の中で生きのびることができるのでしょうか?

ピロリ菌は「ウレアーゼ」という酵素を出しながら生きています。このウレアーゼという酵素が胃粘液に含まれている尿素をアンモニアと二酸化炭素に分解します。

アンモニアは強いアルカリ性なので胃酸の酸性と中和されてピロリ菌の周りは中性になります。そうすることでピロリ菌は胃の中でも死滅せずに元気に活動することができるんです。

ピロリ菌が引き起こす病気

病気で弱った胃

では次にピロリ菌は胃にどのような悪影響を及ぼすのかを見ていきたいと思います。

ピロリ菌が胃に与える影響は大きく以下の4つがあります。

  • ピロリ菌が作り出すアンモニアが胃を傷つける
  • アンモニアはさらに強いモノクロラミンになる
  • ピロリ菌を攻撃する為の白血球により胃に炎症が起こる
  • ピロリ菌が作り出すvacAという蛋白が胃に穴を開けてしまう

これらの4つの影響によって以下のような胃の病気を引き起こしてしまいます。

  • 慢性胃炎
  • 十二指腸潰瘍
  • 胃潰瘍
  • 胃がん

どうですか?ピロリ菌って怖い細菌ですよね?

胃がもたれる、吐き気がする、食欲がない、胃が痛いなどの症状が頻繁に起こる人はピロリ菌の感染を疑った方が良いかもしれません。単なる体調不良や加齢によるものだと思いこまずにまずは一度病院で診察してもらうようにしましょう。

ピロリ菌が引き起こす口臭とは?

ピロリ菌で口臭がきつくなっている男性

次にピロリ菌が原因で口臭がきつくなるメカニズムについて紹介していきたいと思います。

前の項目で紹介したようにピロリ菌は様々な要因によって胃を攻撃して胃の不調を招いてしまいます。そして胃の病気にならないまでも、胃のもたれや吐き気(ムカつき)や消化不良や胃痛などを引きおこしてしまいます。

中でも消化不良になると食べた物がなかなか消化されずに胃の中に溜まってしまいます。するとそれらの食べた物が異常発酵を起こして悪臭ガスを放つようになります。そして胃の中に充満した悪臭ガスは胃の壁から血液に取り込まれて体中を巡ってしまいます。さらに肺にまで運ばれてきた悪臭ガスは呼吸の際に臭い口臭として体の外へ排出されてしまいます。

これがピロリ菌が引き起こす口臭のメカニズムなんです。

ピロリ菌の影響以外で胃の調子が悪い時の口臭については「胃の臭いが原因の口臭をスッキリ消す方法とは?」で詳しく紹介しています。胃の調子が悪い時の口臭対策方法なども紹介していますので参考にして下さい。

胃の中のピロリ菌を除菌する方法

胃カメラを受けている男性のイラスト

検査方法

もしあなたの胃にピロリ菌が生息しているならできるだけ早めに除菌することがおすすめです。その為にはまずあなたがピロリ菌を保有しているのかどうかを調べなければなりません。

胃の中にピロリ菌がいるかどうかを調べるには以下の2種類の方法があります。

  1. 内視鏡(胃カメラ)を使って胃の中を観察及び胃の組織を採取して検査
  2. 内視鏡は使用せずに、血液、呼吸、便を採取して検査

胃カメラが苦手な人でも血液や呼吸や便などからも検査できるので是非お医者さんに相談してみて下さい。

除菌方法

ピロリ菌の除菌は薬を飲む方法で行われます。2種類の抗菌薬と1種類の胃酸を抑える薬の計3種類の薬を7日間飲み続けます。

この方法によって約75%の人がピロリ菌の除菌に成功します。また1回目の除菌で失敗してしまっても一定期間を置いてもう一度7日間同じ薬を飲み除菌します。1回目と2回目を合わせると95%以上の人が除菌に成功しています。

ちなみに除菌が成功したかどうかは検査後約4週間おいてから再度検査を行います。それでピロリ菌が見つからなければ除菌成功ということになります。

ピロリ菌と口臭のまとめ

  • ピロリ菌は胃の中の強烈な酸の中でも生きることができる。
  • 胃潰瘍や十二指腸潰瘍や胃がんなどの怖い病気の原因になる。
  • ピロリ菌は胃の調子を悪くして消化不良などを引き起こすことで口臭を発生させてしまう。
  • 胃カメラを飲まなくてもピロリ菌の検査ができる。
  • ピロリ菌の除菌は薬を7日間飲んで行う。また最終的な成功率は95%以上になる。

ピロリ菌は1度除菌すると再感染率は2~3%ととても低いのですが、低いからといって胃潰瘍や胃がんにならないとは限りません。だからピロリ菌に感染していなくてもそれらの病気になる可能性は十分にあるので、胃の検査は定期的に行うようにしましょう。

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