歯磨き後なのに口臭が消えない7つの原因と対策方法

「歯磨き後でも口臭が気になる・・・」
「しっかりと歯磨きをしているのに・・・」

と悩んでいる人もいるのではないでしょうか?

私も以前は歯磨き後でも口臭が無くならずにずっと悩んでいました。そこで歯磨き後の口臭について色々と調べてみた結果、いくつかの原因が考えられることが分かりました。

私は歯磨き後でも口臭が無くならないいくつかの原因を1つずつ対策をしていきました。そうすることで口臭の悩みを解決することができました。

このページでは歯磨き後なのに口臭が無くならない場合に考えられる7つの原因と対策方法を紹介しています。歯磨き後でも口臭が無くならずに悩んでいる人はぜひチェックして対策をしてみて下さい。きっと口臭の悩みを解決できる糸口が見つかると思います。

歯磨き後なのに口臭が無くならない場合に考えらる7つの原因とは?

普通口臭の原因の多くは口の中にある場合が多いので、歯磨きをすれば大体は口臭を抑えることができます。それなのに歯磨き後でも口臭が無くならないという場合はいくつかの原因が考えられます。

  • 1.歯磨きが上手くできていない
  • 2.歯周病が進行している
  • 3.歯石が溜まっている
  • 4.舌苔が溜まっている
  • 5.胃の調子が悪い
  • 6.お酒の飲み過ぎ
  • 7.内臓の病気

これらは歯磨き後でも口臭が無くならない原因となります。

私はこの考えられる原因に対して1つずつ対策を行うことで、口臭の悩みを改善することができました。ちなみに私の場合は「胃の調子が悪い」ことが口臭の原因となっていました。胃が口臭の原因なので歯磨きでは抑えられなかったということでした。

ここからはそれぞれの原因に対して口臭がキツくなる仕組みと対策方法を紹介していきます。「これが自分の口臭の原因かも?」と感じたら1つずつ対策を行って行きましょう。

1.歯磨きが上手くできていない

歯磨きが下手な男性

歯磨きが上手くできていないと歯垢や食べカスが口内に残ったままになるので、歯磨き後でも口臭は無くなりません。

口の中の汚れをしっかりと落とすには最低でも10分〜15分は歯磨きをしなければなりません。また歯ブラシだけでは口の中の汚れの約6割程度しか落とすことができません。歯と歯の隙間など歯ブラシでは届かない箇所が口の中にはあるからなんです。

最低でも1日に1回はしっかりと時間をかけて歯磨きをすることと、歯ブラシだけでなく歯間ブラシやデンタルフロスも併用して歯の隅々まで掃除しましょう。

そうすることで歯磨き後の口臭を抑えることができるかもしれません。

また正しい歯磨き方法については歯科で指導してもらえます。自分の歯磨き方法が不安な人は一度歯医者さんで教えてもらいましょう。自分の歯に合った歯ブラシなども教えてくれるのでおすすめです。

2.歯周病が進行している

歯周病菌

歯周病は日本人の成人の約8割がかかっている病気です。おそらくあなたの口内にも既に歯周病菌は生息している可能性が高いんです。

歯周病菌は歯茎に炎症を起こして、歯周ポケットと言われる歯と歯茎の間の隙間を作っていきます。この歯周ポケットは歯垢や食べカスが溜まりやすいので口臭の原因になってしまいます。

そして歯周病が進行してこの歯周ポケットが深くなると、歯ブラシでは奥の方までは届きにくくなるので、歯磨きをしても汚れが取れずに歯磨き後でも口臭が無くならないということになってしまいます。

歯周ポケットの汚れをしっかりと掃除するには歯科で掃除をしてもらうしかありません。

歯周病の初期症状としては以下のようなものがあります。

  • 歯茎からよく出血がある
  • 歯茎がブヨブヨと腫れている
  • 歯茎の色が赤くなってきた
  • 歯茎が長く伸びてきた感じがする
  • 口臭が気になる
  • 熱いものや冷たいものを食べるとしみる
  • 固いものを食べると歯が痛い

このような症状がある人は歯周病になっている可能性があります。まずは歯科で診察してもらい適切な治療を行いましょう。そうすることで歯磨き後の口臭を治すことができます。

3.歯石が溜まっている

歯石

歯石は歯垢が固まってカチカチの状態になったものなのですが、歯石の表面はザラザラしていて歯磨きをしても歯石に付着した歯垢が取れにくいんです。

だから歯磨き後でも口臭が無くならないということになってしまいます。

歯石は歯ブラシなど自分では掃除することができません。歯石は歯科でスケーラーという特殊な器具を用いて掃除してもらうしかありません。

どんなに歯磨きをしっかりと行っている人でも歯石は少しづつ溜まってきてしまうものなので、3ヶ月〜6ヶ月に1回は歯科で歯石を掃除してもらうことが大切です。

歯石を掃除すれば歯磨き後の口臭を改善できるかもしれません。

歯石と口臭については歯石に潜む2つの口臭の原因と口臭対策方法!で詳しく紹介していますので参照してみて下さい。

4.舌苔が溜まっている

舌苔

舌苔とは舌の表面に付着した白い苔状のもので、その正体は細菌や食べカスや粘膜細胞のカスなので口臭の原因になってしまいます。

舌苔は歯磨きでは取れないので、歯磨き後でも口臭が無くならないということになってしまいます。

舌の表面は細かなヒダ状になっていて、広げると畳10畳もの広さになるくらい大きいものなんです。だからそんな広い面に舌苔がびっしりと溜まっていると口臭も相当なニオイになってしまうことが分かると思います。

舌苔を掃除するには舌苔専用のクリーナーを使ったり、歯科で掃除してもらう方法があります。

舌の表面には味を感じ取る味蕾という細胞があるので、自分で掃除をする場合は絶対に力を入れすぎずに優しく行うようにしましょう。ゴシゴシ力を入れて行うと味覚障害を引き起こしてしまう可能性があります。

舌苔と口臭については舌苔が原因の口臭を治す方法!で詳しく紹介していますので参照してみて下さい。

舌苔が溜まっている人は舌苔を取り除くことで歯磨き後の口臭も改善できるかもしれません。

5.胃の調子が悪い

調子が悪い胃

胃の調子が悪いと口臭の原因になってしまいます。

胃からくる口臭は体の中に原因があるので、歯磨き後でも口臭が無くなりません。

胃の調子が悪いと食べた物が消化不良を起こして、胃の中で異常発酵して悪臭ガスを発生させてしまいます。この悪臭ガスがやがて血液に取り込まれて全身を巡り、肺にまで運ばれてくると呼吸の際に悪臭ガスが口から漏れてしまいます。

胃は暴飲暴食などの胃への直接的な負担だけでなく、ストレスや心配事などの精神的な要因によっても調子が左右されてしまいます。

胃が原因で口臭が発生している人は、胃の調子を改善することで、口臭を治す事ができます。また、歯磨き後の口臭も無くす事ができると思います。

胃に負担をかけない規則正しい生活と、日々のストレスを軽減して、元気な胃を取り戻しましょう。

胃の不調による口臭と予防方法については胃の臭いが原因の口臭をスッキリ消す方法とは?で詳しく紹介していますので参照してみて下さい。

6.お酒の飲み過ぎ

ビール

お酒の飲み過ぎは口臭の原因になります。

お酒を飲んだ直後だけでなく、翌日の口臭にも影響が出てしまいます。そうなると歯磨き後の口臭も無くならないということになります。

通常お酒に含まれるアルコールは体に有害な成分なので肝臓で分解されます。しかしお酒を飲み過ぎて肝臓の働きのキャパを超えてしまうと、アルコールが分解出来ずに体内に残ってしまいます。

そして体に有害な成分は血液の中に取り込まれて体中に運ばれていき、肺にまで運ばれてくるとクサい口臭として体の外に排出されてしまいます。

お酒は飲み過ぎないことと、週に2日は休肝日を作ることで、肝臓への負担を軽減して口臭も抑えることができます。肝臓が正常に働いていればお酒を飲んだ翌日でも、歯磨き後の口臭が気にならないということになると思います。

お酒と肝臓が原因の口臭については肝臓が原因の強烈な口臭を抑える2つの対策法!」「お酒を飲み過ぎた翌日の口臭を消す2つのポイントはこちら!で詳しく紹介しています。歯磨き後でも口臭が気になる人でお酒をよく飲む人は参照してみて下さい。

7.内臓の病気

内臓

先ほど胃や肝臓の不調によって口臭が発生することを紹介しましたが、それ以外にも内臓の病気によって口臭が発生している可能性も考えられます。

もちろん内臓の病気が原因の場合は歯磨き後でも口臭は無くなりません。

歯磨き後でも口臭がなくならず、しかも体の不調を感じている人は1度病院で診察してもらいましょう。

内臓と口臭については内臓が原因の口臭と対策方法とは?で詳しく紹介しています。気になる人は参照してみて下さい。

歯磨き後なのに口臭が無くならないまとめ

どうでしたか?

歯磨き後なのに口臭が無くならない場合に考えられる7つの原因と対策方法を紹介してきました。

あなたに思い当たる物があったら1度片っ端から対策をしてみましょう。

きっとどれかには口臭の原因が当てはまると思いますので、歯磨き後なのに口臭が消えないということは無くなると思います。