無意識の内に口呼吸をしている人って意外と多いのですが、本来呼吸は鼻で行うものなので口呼吸は体に様々な悪影響を与えてしまいます。
その口呼吸の悪影響の1つが口臭をキツくさせてしまうというものです。
口呼吸は口の中の乾き(ドライマウス)を引き起こしてしまうので、口臭の原因となる細菌が口内に繁殖しやすくなってしまうことがその原因となります。
このページでは口呼吸によって発生する口臭の原因と、無意識の内に行ってしまっている口呼吸を治す方法について詳しく紹介しています。
「もしかしたら自分の口臭は口呼吸が原因かも?」と感じている人はぜひチェックしてみて下さい。きっと改善の方法が見つかると思います。
自分が口呼吸かどうかをチェックする方法
呼吸なんて誰でも無意識に行うものですよね。だから口呼吸になっていてもほとんどの人は自分では気がついていないんです。
また何かに集中している時や寝ている間だけ口呼吸になってしまうという人も多いようです。だからまずはあなたが口呼吸になっているのかどうかをチェックしてみましょう。
口呼吸になっている人のチェック項目
- 気が付くと口が開いている
- 唇が渇いてカサカサになりやすい
- いびきや歯ぎしりをする
- 寝起きに喉がヒリヒリ痛むことが多い
- 口を閉じるとあごに梅干しのようなシワができる
- 歯並びが悪い
- 口内炎ができやすい
- 歯磨きをしっかりと行っているのに前歯に着色汚れが付きやすい
- 痰がよく絡む
どうでしたか?3つ以上当てはまる人は口呼吸になっている可能性が高いです。また口臭も気になるなら口呼吸が原因になっているかもしれません。
口呼吸が引き起こす口臭の原因とは?
口呼吸が引き起こす口臭は唾液の減少が大きく関わっています。
唾液は口内の汚れ落したり、細菌の繁殖を抑える浄化作用があります。この唾液が口呼吸することによって口の中が乾いてしまい、減少してしまいます。
そうなると口内に細菌がたくさん繁殖してしまいます。口内の細菌は食べかすや剥がれ落ちた粘膜細胞などを分解しながら生きていて、その際に硫化水素やメチルメルカプタンなどの悪臭成分を発生させてしまいます。これが口臭の原因になってしまいます。
口の中が乾いたり、ネバネバするなと感じている人は唾液が減少して口臭がきつくなっている可能性が大きいので要注意です。
口呼吸は口臭以外にも体に様々な影響を与えます
本来呼吸は鼻で行うものなので、口呼吸は口臭以外にも様々な悪影響を与えてしまいます。
- 風邪を引きやすくなる
- アレルギーを起こしやすくなる
- 無呼吸症候群になりやすくなる
- 出っ歯になりやすくなる
- 歯周病になりやすくなる
- 歯に着色汚れが付きやすくなる
このように口呼吸は体にとって悪いことを引き起こしてしまいますので、できるだけ早く改善することが大切です。
口呼吸を治して口臭も改善する5つの対策方法!
ではここからは口呼吸を治して鼻呼吸に改善するための5つの対策方法を紹介します。これらの対策方法で口呼吸を治して口臭も改善しましょう。
1.鼻で呼吸することを意識する
まず何よりも大切なのは鼻で呼吸をするということを意識することです。呼吸は無意識のうちに行っているものなので、初めの内は口ではなく鼻で呼吸をすることをしっかりと意識しましょう。
例えば口呼吸をしていると口からたくさんの細菌が入っていくイメージを持つなどの方法も有効だと思います。
2.口周りの筋肉をつける
口呼吸をしている人は口周りの筋力が弱まっていることが考えられます。口周りの筋肉をつけることで、無意識の内に口を閉じて鼻で呼吸ができるようになります。
口周りの筋肉をつけるのに有効なのは「あいうべ体操」です。
「あー」「いー」「うー」「ベー」と口をしっかりと開いて発声しましょう。これを毎日数回行うことで口周りの筋肉が付きます。
他にもガムを噛んだり、食事をよく噛んで食べることも口周りの筋肉を付けるのに有効な方法です。
3.マスクをつけて寝る
寝ている間に口呼吸になっている人は非常に多く、そんな人はマスクを着用して寝ると良いでしょう。
マスクで口だけ塞いで、鼻は出しておくことで寝ている間も鼻で呼吸するようになります。
マスクは風邪の予防にもなるので一石二鳥ですね。
また口呼吸を改善するための専用グッズも販売されており、寝ている間に口を閉じる為のテープなどを利用するのも良いでしょう。
4.マウスピースをつけて寝る
いびき対策用に寝ている時に着用するマウスピースがありますので利用しましょう。
このマウスピースを使うと寝ている間に口を開かないようにしてくれるので口呼吸も防ぐことができます。
1000円〜1500円程度で販売されています。もちろんいびき対策にもなりますので、口呼吸だけでなく、いびきも気になる人におすすめの対策方法です。
5.鼻づまりがひどい場合は病院へ行く
鼻が詰まってしまっていては鼻で呼吸ができずに自然と口呼吸になってしまいます。
鼻づまりが酷い場合や、慢性的な鼻炎の人は病院で医師に相談しましょう。
口呼吸と口臭まとめ
どうでしたか?口呼吸が口臭の原因になることと、それ以外にもさまざまな悪影響を及ぼすことが分かったと思います。
ぜひこのページで紹介した対策方法を実践して口呼吸と口臭を改善しましょう。
また口呼吸が治っていない時点での口臭対策は歯磨きがもっとも効果的で即効性のある方法です。口臭が気になる場合は歯磨きをして口臭対策を行いましょう。
口臭を効果的に抑える為の歯磨き粉は「口臭予防におすすめの歯磨き粉ランキング!」で紹介していますので、こちらも参考にしてみて下さい。