ご飯がついつい早食いになってしまうという人は多いのではないでしょうか?
毎日忙しい人や男性の方は「もう食べたの?」と驚かれるくらい早食いの人もいると思います。
実はこの早食いには3つの口臭の原因が潜んでいるんです。
このページでは早食いに潜む3つの口臭の原因とおすすめの対策方法を紹介しています。
早食いが口臭の原因になっているかもと感じている人はぜひ最後までチェックしてみて下さい。口臭改善の糸口がきっと見つかると思います。
早食いで口臭がキツくなる3つの原因とは?
1.唾液があまり分泌されない
早食いの人はよく噛まずに食べる傾向があります。
この「あまり噛まない」ということが口臭の原因になります。
人間は噛むという行為によって唾液が分泌されます。そして唾液は胃の消化を助けたり、口の中の汚れを洗い流したりと様々な重要な働きをしています。
だから早食いであまり噛まずに食べていると、唾液があまり分泌されないという状態になります。
唾液があまり分泌されないと口の中の汚れや細菌が増えてしまうので口臭の原因になってしまいます。
2.唾液の質が悪くなる
食事をしている時というのは本来リラックスするものなんです。
だから自律神経の内、副交換神経の働きが優位になってサラサラの良い唾液が分泌されます。
しかし早食いの場合はリラックスした状態とは逆の交感神経が優位に働いてしまいます。そうすると唾液もサラサラではなく、ネバネバの質の悪い唾液が分泌されてしまいます。
ネバネバの唾液には「ムチン」という成分が含まれています。
このムチンが含まれたネバネバの唾液は細菌を絡めとって体の中への侵入を防ぐという働きがあるのですが、細菌の栄養源にもなってしまうんです。
だから逆に細菌の増殖を招いてしまう場合もあり口臭の原因になってしまうんです。
口内環境を整えて口臭を抑えるためにはサラサラの唾液が良いんです。
3.胃に負担がかかる
早食いだとよく噛まずに飲み込んでしまうので、食べ物が細かくならずに大きい状態で胃へ運ばれてしまいます。
そうすると胃で消化されるのに時間がかかってしまい、負担も大きくなってしまいます。
胃への負担が大きくなると、食べた物が消化不良を起こしてしまう可能性があります。この消化不良が口臭の原因になってしまいます。
消化不良になると食べ物が異常発酵を起こして、悪臭を放つようになります。そしてその悪臭成分はやがて血液に溶け込んで体中を巡って行きます。
体中を巡って肺にまで運ばれてきた悪臭成分は呼吸をする時に口から漏れ出てきてしまいます。これがかなりクサい口臭になってしまいます。
早食いを改善して口臭を抑える方法
早食いが原因の口臭は、早食いを改めることで口臭も改善することができます。ここからは早食いを改善するための4つのおすすめ対策方法を紹介していきます。
どれも簡単にできる方法なのでぜひ実践してみて下さい。
よく噛んで食べる
早食いの人はあまり噛まないで食べる傾向があります。
自分で意識して、よく噛んで食事をするようにしましょう。よく噛んで食事をすれば自然と早食いも改善されます。
またよく噛むことで唾液の分泌が促されますし、胃への負担も軽減できて口臭予防になります。
ちなみに一口の理想の咀嚼回数は30回です。一口ごとに30回も噛むのは慣れない内は大変ですが、口臭予防のためにもぜひ頑張って下さい。
一口で口に入れる分量を減らす
早食いの人は一口の分量がとても多いので、一口で口に入れる分量を少なくしましょう。
一口の分量を減らせば、口に運ぶ回数が多くなって自然と早食いも改善されます。
慣れない内は難しいかもしれませんが、しっかりと意識して口へ運ぶ量を減らして食事をするようにしましょう。
硬めの食品を食べる
最近は柔らかい食べ物を食べる機会が増えてきています。
柔らかい食べ物はあまり噛まないでも飲み込むことができるので早食いになる傾向があります。
早食いを改善したい人は、できるだけ硬めの食材をメニューに取り入れましょう。
硬い食材はよく噛まないと飲み込めないので、噛む回数が増えて自然と早食いが改善されます。
おすすめの硬い食材としては
- ちりめんじゃこ(煮干し)
- するめ(さきいか)
- たくあん
などがおすすめです。
食材を大きめにカットする
食材を大きめにカットすることで、よく噛む必要が出てくるので、早食いの改善におすすめです。
「少し食べにくいな」と感じるくらいの大きさに食材をカットすると良いでしょう。
家族が料理を作ってくれる人はよく噛むことの健康へのメリットなども説明して、食材を大きめにカットして料理をしてもらうようにしましょう。
早食いと口臭のまとめ
早食いは3つもの口臭の原因が潜んでいることがわかりましたか?
また早食いによって唾液があまり分泌されないことや胃への負担が増えることは口臭だけでなく健康へも影響してきます。
ぜひこのページで紹介した対策方法で早食いを改善するようにしましょう。