疲労が溜まると頭がボーっとしたり肩が凝ったりと体に様々な影響が出てきます。
そんな疲労が体に及ぼす影響の1つに「口臭」があります。
なぜ疲労が溜まると口臭がキツくなるのかというと、疲労は「唾液の減少」や「胃腸の働き低下」を引き起こしてしまうからなんです。
このページでは疲労が原因の口臭について詳しく紹介しています。疲労が溜まっている時に口臭が気になるという人はぜひチェックしてみて下さい。
きっとあなたの口臭を改善する方法が見つかると思います。
疲労が溜まっている時に口臭がキツくなる2つの原因とは?
先ほど冒頭でも紹介しましたが、疲労が溜まっていると「唾液の減少」や「胃腸の働き低下」が起こるために口臭がキツくなってしまいます。
まずこの2つの口臭の原因について理解することが疲労時の口臭改善には大切なので、紹介していきます。
1.唾液の減少による口臭
唾液には口内の汚れを洗い流したり、口臭の原因となる細菌の繁殖を抑える浄化作用があります。この唾液が疲労が溜まっていると分泌量が減少してしまう為に、口内に汚れや細菌が繁殖しやすい環境になって口臭がキツくなってしまいます。
唾液の分泌をコントールしているのは自律神経という神経で、疲労が溜まってくるとこの自律神経の働きが乱れてしまうので、唾液の分泌量が減少してしまいます。
唾液の分泌が減少している状態のことをドライマウスと言います
ドライマウスという言葉を聞いたことはありませんか?これは唾液の量が減少して口内が乾いた状態のことなんです。
ドライマウスの原因は疲労だけでなく、以下のようなその他の原因によっても引き起こされます。
- ストレス
- 薬の副作用
- お酒の飲み過ぎ
- 喫煙
- 口呼吸
またドライマウスは口臭だけでなく口内に以下のような様々な影響を与えてしまいます。
- 虫歯
- 歯周病
- 口内炎ができやすくなる
- 味が感じにくくなる
疲労時に口臭だけでなく、このような症状が感じられたら唾液が減少してドライマウスになっている証拠です。
2.胃腸の働き低下による口臭
疲労が溜まっていると胃や腸の働きが低下してしまいます。胃や腸の働きも口臭には大きな影響を与えてしまいます。
胃や腸の働きをコントールしているのも先ほど唾液の所で紹介した自律神経なんです。疲労が溜まっていると自律神経の働きが乱れる為、胃腸の働きも低下してしまいます。
まず胃の働きが低下すると食べた物が胃で消化されずに消化不良を起こしてしまいます。消化不良になると、食べ物が胃に長い時間止まってしまい異常発酵を起こしてしまいます。異常発酵した食べ物からは悪臭ガスが発生してしまい、口臭の原因になってしまいます。
胃の不調と口臭については「胃の臭いが原因の口臭をスッキリ消す方法とは?」で詳しく紹介していますので、胃の調子が悪い人は参照して下さい。
次に腸の働きが低下すると、腸内に排泄物が溜まってしまいます。そうなると腸内に悪臭ガスが充満してしまいます。やがて腸内の悪臭ガスは血液の中に溶け込んでいき体中に運ばれていきます。そして肺にまで運ばれてきた悪臭ガスは呼吸の際にクサい口臭として口から漏れ出てしまいます。
腸が原因の口臭については「腸内環境を整えて口臭を改善する5つの対策方法」で詳しく紹介しています。また便秘による口臭についても「【必見!】便秘の時の強烈な口臭対策方法とは?」で紹介しています。疲労時に便秘や下痢気味になるという人は参照して下さい。
疲労が溜まっている時に効果的な5つの口臭対策方法
疲労が溜まっている時の口臭対策には、まずは疲労を解消することが第1の重要ポイントです。ここでは効果的に疲労を解消する方法から、忙しくて疲労を解消できないという人のための口臭対策方法まで5つの方法を紹介します。
1.質の高い睡眠とる
質の高い睡眠とは深い睡眠をとることです。人間は寝ている間、深い睡眠(ノンレム睡眠)と浅い睡眠(レム睡眠)を繰り返しています。深い睡眠(ノンレム睡眠)の間は脳も休息をとっている為、心身ともに休まっている状態となり、疲労の回復には重要な時間となります。
この深い睡眠(ノンレム睡眠)時により深い眠りにつけることができれば疲労の回復にも大変効果があるということになります。
質の高い深い眠りにつくためのポイント
- 寝る前にスマホやPCなどの強い光を浴びない
- カフェインが含まれた飲み物は就寝7時間前からは飲まない
- お酒を飲み過ぎない
- ぬるま湯(38〜40度)で20分程度の半身浴を行う
- 寝る前にクラシックなどのα波が出る音楽を聴く
- 寝る前にゆっくりとストレッチ体操を行う
このような対策方法を行うことで寝る前にリラックス状態になることができ、深い眠りをとることができます。
忙しくて睡眠時間をしっかりと取れないという人も寝る前にできるだけ心身ともにリラックスした状態にして深く質の高い睡眠をとることで疲労を解消することができます。
2.疲労回復に効果的な食べ物を食べる
疲労回復には食生活も大切なポイントです。疲労回復に必要な栄養素と食材を紹介しますので、これらの食べ物を日々の食事に取り入れましょう。
- タンパク質(肉類、魚類、大豆、卵など)
- ビタミンB1(豚肉、鮭、たらこ、アスパラガスなど)
- マグネシウム(海藻類、牡蠣、ごま、ほうれん草など)
- パントテン酸(納豆、レバー、はちみつなど)
- クエン酸(梅干し、柑橘類など)
これらの食材をバランスよく毎日摂取して、疲労を解消して口臭も改善させましょう。
3.歯磨きをこまめに行う
疲労による口臭の原因の1つ「唾液の減少」には歯磨きが最も効果的な口臭対策方法です。
唾液の減少によって口内には汚れや細菌が増加していますので、それらを歯ブラシでしっかりと取り除くことで口臭を抑えることができます。
疲労が溜まっている時は朝、昼、寝る前の3回に加えて、午後の3時頃や夕方など口内の乾きが気になってきたら歯を磨くようにしましょう。
また歯ブラシだけでなく歯間ブラシやマウスウォッシュなども使うとより効果的に口臭を抑えることができます。
4.胃腸への負担を軽減する
疲労が溜まって口臭がキツくなっている時は胃腸の働きが低下している可能性が高いので、胃や腸への負担を軽減することが大切です。
胃腸への負担を軽減するポイント
- 脂っこいものを食べない
- 固いものを食べない
- 辛いものを食べない
- カフェインの入った飲み物を飲まない
- お酒を飲み過ぎない
- 禁煙
- おかゆ・うどん・パンなど胃への負担がかからないものを食べる
- お腹一杯食べない(腹八分目にしておく)
- 食物繊維を多く含む食べ物を控える(消化しにくい為)
- 睡眠をしっかりととる
ほとんどが食事に関することですが、このようなポイントを押さえて生活を送ることで胃腸への負担を軽減することができ、疲労時の口臭改善へ繋がります。
5.口臭サプリメントを利用する
疲労が溜まっている時の胃腸の不調は対策を行なってもすぐに効果が表れるものではありません。毎日対策を行って少しづつ調子が改善されて口臭も徐々に抑えられてきます。
でも口臭はすぐにでも抑えたいですよね。
そんな時に効果的なのが口臭サプリメントです。口臭サプリメントは体内で発生した悪臭成分に直接作用して消臭・無臭化してくれるので、胃腸の不調が原因の口臭予防にも効果的なんです。
私はもともと胃の調子がいつも悪い体質で、すぐに胃のムカつきや消化不良などを起こしていました。そして胃が原因の口臭にも長年悩まされてきたのですが、口臭サプリメントを飲み始めてからは口臭を気にすることなく生活することができるようになりました。
仕事などで慢性的に疲労がたまりがちで、口臭が気になるという人はぜひ1度口臭サプリメントを試してみて下さい。
私が使用してきた口臭サプリメントの中で効果が高かったものを「【効果で徹底比較】口臭サプリメントランキング!」で紹介しています。口臭サプリメントを選ぶ際はぜひ参考にしてみて下さい。
疲労と口臭のまとめ
どうでしたか?疲労が原因の口臭についてわかりましたでしょうか。
疲労が溜まっていると口の中と体の中の2つの場所から口臭が発生してしまう可能性があるということなんですね。
だから口臭対策も歯磨きと口臭サプリメントなど2通りの対策方法が必要となってきます。
ただ、1番大切なことは疲労が溜まらないようにすることなので、できるだけ心身ともにしっかりと休むようにしましょう。そうすることで口臭だけでなく健康にも良い効果があります。