歯周病が原因の口臭はとっても強烈なんです。
- 卵の腐ったような臭い
- タマネギが腐ったような臭い
- 魚の血生臭いような臭い
このような臭いが口の中から発せられている想像するとゾッとしますよね。
また歯周病が進行すれば進行するほど臭いは強烈になりますし、歯周病自体も治すのが難しくなってしまいます。
だから歯周病は早めに対策することがとても重要なポイントになります。
このページでは歯周病が原因の口臭を治す方法について詳しく紹介しています。「自分の口臭は歯周病が原因かも?」と感じている人は是非チェックしてみて下さい。きっと口臭の悩みから解放される手がかりが見つかると思います。
歯周病になるとどうして口臭がキツくなるの?
歯周病は口内に生息する歯周病菌によって歯茎の炎症や歯の周辺組織が破壊されていく病気です。
そしてその歯周病菌は食べカスや剥がれ落ちた粘膜細胞などをエサとして生きていて、それらを分解する際に硫化水素やメチルメルカプタンなどの悪臭成分を発生させてしまいます。それらが強烈な口臭の原因になってしまいます。
歯周病は日本の成人の約8割がかかっているというデータがあります。だからあなたの口の中にも歯周病菌はすでにいる可能性が相当高いんです。
歯周病菌は歯と歯茎の間に歯周ポケットという隙間を作ってその中で繁殖します。歯周ポケットは歯周病が進行すればするほど深くなって自分の歯磨きでは除去できなくなってしまいます。
口臭は歯周病の初期段階のシグナルです。手遅れになる前にしっかりと対策を行っていきましょう。
歯周病が原因の口臭を治す3つの対策方法
歯周病が原因の口臭を治すには、歯周病菌を除去して歯周病を治さなければなりません。
その為には、今まで通りの歯磨きをしていてはダメなんです。より口の中を隅々まで掃除するようにしないと歯周病菌は口内でもっと繁殖して口臭や歯周病が酷くなってしまいます。
では具体的にどのようにすれば良いのか3つの方法を紹介します。
歯間ブラシ(デンタルフロス)を併用する
歯間ブラシ(デンタルフロス)は歯周病予防に効果的です、また口臭予防にも大きな効果があります。
歯ブラシで歯磨きをした後は、歯間ブラシやデンタルフロスも使って口内ケアを行いましょう。
歯ブラシだけでは歯と歯の隙間は掃除できません。実は歯ブラシだけだと口内の汚れの約6割くらいしか掃除できていないんです。
だから歯ブラシの後は歯間ブラシ(デンタルフロス)も併用することで磨き残しをさらに少なくすることができます。
特に歯と歯の間には歯垢がたくさん付着しています。歯間ブラシをやった後にブラシ部分を臭ってみて下さい。かなり強烈な臭いがすると思います。今まで使ってなかったという人は必ず使うようにしましょう。
歯間ブラシの効果については「歯間ブラシのすごい口臭予防効果!」で詳しく紹介していますので参照してみて下さい。
歯石除去(スケーリング)を行う
歯石を定期的に歯科で除去してもらいましょう。
歯垢には歯周病菌などの細菌がうようよ生息しています。その歯垢は時間が経つと歯の表面で石灰化してカチカチになり、歯石になってしまいます。
歯石になると歯ブラシなど自分では取り除くことができません。歯科でスケーラーという器具を用いて取り除いてもらわなければなりません。
歯石はもともと歯垢なので、歯石にも当然細菌がたくさん生息しています。そんな自分では取り除くことができない歯石を放置していたら歯周病が進行して口臭もさらに臭くなってしまうのは簡単に想像ができると思います。
歯ブラシと歯間ブラシでどれだけ丁寧に口内ケアしても少しは磨き残しが出てしまいます。それが3ヵ月くらいかけて徐々に歯石になっていきます。だから半年か最低でも1年に1回は歯科に行き歯石除去(スケーリング)を行うようにしましょう。
ちなみに歯石除去(スケーリング)は保険が適用されるので、1回3500円程度で行えます。
口臭予防効果の高い歯磨き粉を使用する
歯磨き粉には商品によって様々な効果がありますが、歯周病が原因の口臭を抑えるには口臭予防効果の高い歯磨き粉を使用しましょう。
口臭予防を主な効果としている歯磨き粉には口内の細菌を殺菌したり歯茎の炎症を抑える効果がある商品が多いんです。
歯周病菌を抑えて歯茎の状態を改善することで口臭をしっかりと予防する効果が期待できます。
当サイトでは様々な口臭予防の為の歯磨き粉を使用して効果を比較しています。
歯周病が原因の口臭を抑えたい人はぜひ参考にしてみて下さい。
歯周病と口臭のまとめ
- 歯周病が原因の口臭はかなり強烈な臭いになる
- 日本の成人の約8割が歯周病になっている
- 歯周病は早めに対策することが重要
- 歯磨きは歯ブラシと歯間ブラシの両方で行う
- 半年か1年に1回は歯科で歯石を取り除いてもらう
- 歯磨き粉は歯周病予防に効果のあるものを使う