口臭が気になっていて痰がよく絡むという人は自分の口臭の原因は痰にあるのでは?と感じたりしませんか?
そうなんです、痰は口臭の原因になる場合があります。
でも全ての痰がくさくて口臭の原因になる訳ではありません。
このページでは痰と口臭について詳しく紹介しています。
- 痰って一体何?
- 痰が出る原因とは?
このような点を見ていくことで痰と口臭について分かると思います。
またどのような対策をすれば痰が原因の口臭を抑えることができるのかという点も紹介していますので、気になる方は是非チェックしてみて下さい。
痰って何?
ではまずそもそも痰って何なのでしょうか?
痰と言えばおじさんがよく絡ましているイメージがありますよね。トイレや街中でもたまに「カァーッ」と言って痰を出しているのを見かけることがあると思います。あまり感じは良くありませんね・・・
痰は喉から気管支や肺に入り込んだウィルスや細菌を体の外に排出する為に気管支から分泌されます。また非常に粘り気があるので、ウィルスや細菌を絡め取って体の外へ排出することができます。
こうして見ると痰は体にとって大切な働きをしているということが分かりますね。痰が出るという事は体の中のウィルスや異物から守ってくれているということなんですね。
痰って鼻水と同じもの?
痰と鼻水って同じ色の場合がありますがこれは別物です。
痰は気管支から分泌されるのに対して鼻水は鼻腔内の鼻腺、杯細胞などから分泌されるものだからです。
ただし、どちらも体の中に進入してきたウィルスや細菌を絡め取って体の外に排出するという働きは同じです。
痰が出る原因とは?
では痰が出る原因となるウィルスや細菌とはどのようなものがあるのでしょうか?
それはいくつもありますが代表的なものとして
- 風邪
- ハウスダスト
- 気管支炎
- 気管支喘息
- タバコ
などがあります。
これらによって体内に入り込んだウィルスや細菌を痰は絡め取って体の外へ排出しようとしてくれているということなんですね。
痰と口臭の関係とは?
すべての痰が口臭の原因になるわけではありません。
試しに痰が出た時に臭ってみて下さい。ほとんどの場合は無臭だと思います。
ただし稀に口臭の原因になるくらい臭い痰が出る場合があります。
それは痰が黄色~緑色色の場合です。
痰の色は透明のものから濃い緑色のものまであります。この色が濃くなる原因として、白血球が喉や気管支の細菌と戦った後の死骸がどれだけ含まれているかによって変わってきます。
つまり痰の色が黄色や緑色で濃ければ濃いほど細胞の死骸が含まれているということなんです。そしてこの細胞の死骸を細菌がエサとして分解する際に口臭の原因になる悪臭ガスを発生させてしまいます。
ということは痰の色が濃ければ濃いほど細菌のエサが増えて口臭もきつくなってしまうということなんです。
緑色の痰には要注意!
痰の中でも緑色の痰は膿が含まれているので注意が必要です。
それは蓄膿症の膿が痰に混ざっている可能性があるからなんです。蓄膿症は口臭の原因にもなるので、緑色の痰が続くようであれば早めに耳鼻科で診察してもらいましょう。
蓄膿症と口臭については「蓄膿症は口臭の原因になります!正しい対策で口臭を改善しましょう。」で詳しく紹介してますので気になる人は参照してみて下さい。
痰が原因の口臭を抑えるには?
当たり前ですが痰が原因の口臭を抑えるには痰が出る原因を治して痰が出ないようにすることが大切です。
風邪や気管支炎の場合は自覚症状もあると思いますので早めに病院へいきましょう。
またハウスダストなどが原因の場合は何が原因なのか発見しにくいと思います。風邪などの症状が無い場合は身の回りでウィルスや細菌が体に入る原因はないかよく考えて見ましょう。
風邪が原因の口臭は痰以外にもあります「風邪の時に口臭がきつくなる3つの原因とおすすめ対策方法!」で紹介していますので気になる人は参照してみて下さい。
痰って飲み込んでもいいの?
痰は体の中に進入してきたウィルスや細菌を体の外に出す為に分泌されているものなので飲み込むのはよくありません。
胃の中に入ってしまえば胃液の殺菌作用で問題はありませんが、気管の方に入ってしまうと、気管支炎や肺炎を引き起こす可能性もあります。
人前で痰を出すのは汚らしいので止めておいた方が良いですが、出来るだけトイレなどに行って痰を吐くようにしましょう。
痰と口臭のまとめ
- 痰は喉から気管支や肺に入り込んだウィルスや細菌を体の外に排出する為に分泌される体にとって大切なもの
- 痰に含まれている細胞の死骸が口内の細菌のエサとなって口臭の原因になる
- 痰が原因の口臭を抑えるには病院で原因をつきとめて治療してもらうのが1番の方法