歯石に潜む2つの口臭の原因と口臭対策方法!

歯石が口臭の原因になっているかもしれないと悩んでいる人も多いと思います。

そうなんです、歯石は口臭の原因になります。

なぜなら、歯石の表面はザラザラなので歯垢が付着しやすいんです。そして歯石に付着した歯垢に生息する細菌から悪臭ガスが発せられて口臭の原因となってしまいます。

また、歯石を放置していると歯周病の原因にもなってしまう為、歯周病による口臭も引き起こしてしまいます。

このページでは歯石による口臭の原因と歯石を取り除く方法について紹介しています。歯石が溜まっていて口臭が気になる方はぜひ参考にしてみて下さい。

歯石ってなに?

歯石

歯石とは歯垢(プラーク)が石灰化して石のように固くなったものです。歯垢が唾液の中のカルシウムやリンやミネラルなどの成分と結びつく事によって歯石になります。

歯に付着した食べかすや汚れが約24時間経つと歯垢になり、そして48時間経つと歯石になってしまいます。

歯石を溜めない為には食べかすや汚れが歯垢や歯石になる前にしっかりと掃除して取り除く事が重要なんですね。

歯石が引き起こす2つの口臭の原因とは?

歯石が原因の口臭

歯石は口臭をキツくさせてしまう2つの要因があります。どちらもかなり強烈な口臭を引き起こす可能性があるので要注意なんです。

1.歯石に付いた歯垢から臭いが発生する

歯石の表面はとてもザラザラしていて、歯垢が付きやすくなります。歯垢はプラークとも言われていて細菌の塊です。歯垢1mg中に約10億もの細菌が生息しています。

この歯垢の中の細菌が食べかすや剥がれ落ちた粘膜細胞をエサとして分解する際に硫化水素やメチルメルカプタンなどの悪臭成分を発生させてしまう為に口臭がキツくなってしまいます。

歯石に付着した歯垢は歯ブラシなどでもなかなか取れにくいので厄介なんです。

2.歯石に付いた歯垢が歯周病を引き起こす事による口臭

歯石に付着した歯垢には歯周病を引き起こす歯周病菌もたくさん生息しています。この歯周病菌が歯石の周りの歯茎に腫れや炎症を引き起こして歯周病の原因となってしまいます。

歯周病になると歯と歯茎の間に歯周ポケットと呼ばれる隙間ができてしまい、この隙間に食べかすや歯垢が溜まってしまう事で口臭がキツくなってしまいます。

歯周病は進行すればするほど口臭も強烈な臭いになってしまいますし、最終的には歯が抜け落ちてしまうという事になるので要注意なんです。

歯周病と口臭については「歯周病が原因の強烈な口臭を治す3つの方法」で詳しく紹介していますので参照してみて下さい。

歯石を取り除く方法とは?

スケーラー

歯石は歯の表面にカチカチになって付着しているので、歯ブラシなどの自分の力では取り除く事ができません。

歯石は必ず歯科で取り除いてもらいましょう。

歯科ではスケーラーという特別な器具を使って歯石を取り除いていきます。

歯の表面だけに歯石が付いている場合は比較的簡単に取り除く事ができるのですが、歯周ポケットの歯茎との隙間にまで歯石が付着している場合は3〜4回程度歯科に通う必要が出てきます。

さらに歯周ポケットが4mm以上の深さまで進行してしまっている場合は、スケーラーが届かないので、歯茎を切開して歯石を取り除くという外科的な処置(フラップ手術)が必要になってしまいます。

自分で歯石を取り除くグッズについて

インターネットやドラッグストアなどで、自分で歯石が取れるグッズも販売されています。これらの商品を使って歯石を取る事もできるのですが、やはり完全には取り除けない事や、歯石が取れた跡がザラザラになってしまい、また歯垢や歯石がたまりやすいという事もあります。歯石はやはり歯科で取り除いてもらうのがベストな方法です。

歯石取りは定期的に行いましょう!

歯石はどれだけ毎日しっかりと歯磨きをしている人でも絶対に少しづつは溜まってきてしまうものなんです。必ず3ヶ月〜半年に1回は歯科へ通って歯石を掃除してもらうようにしましょう。

歯石取りは口臭だけでなく歯周病予防にも大切なポイントなので必ず行いましょう。

毎日のケアで歯石が付きにくくする3つの方法

最後に毎日の口内ケアで歯石が付きにくくする3つの方法を紹介します。口臭予防にも繋がりますのでぜひ実践してみて下さい。

1.入念に歯を磨く

歯石と歯ブラシ

歯磨きの理想的な時間は10分〜15分です。必ず1日に1回はこれくらいの時間をかけてしっかりと歯を磨きましょう。そうすることで歯の汚れをしっかりと落として歯石が溜まりにくくなります。

また歯垢が溜まりやすい前歯の裏や奥歯は特に重点的に掃除しましょう。歯石が付きやすいのもここからです。

2.歯間ブラシ(デンタルフロス)を使う

歯間ブラシ

歯ブラシで歯を磨いた後は歯間ブラシも使って歯と歯の間を掃除しましょう。

歯ブラシでは歯と歯の隙間など届きにくい箇所があります。そこで歯磨き後は歯間ブラシも使用することで、歯と歯の隙間の歯垢や汚れを掃除して歯石が溜まりにくくなります。

また、歯間ブラシが歯の隙間に入りにくいという人はデンタルフロスを使用しましょう。

歯間ブラシの効果については「歯間ブラシのすごい口臭予防効果!」で詳しく紹介していますので参照してみて下さい。

3.歯石沈着予防効果のある歯磨き粉を使う

歯磨き粉

歯磨き粉には歯石の沈着を予防する効果のあるものがあります。そのような歯磨き粉を使用することで効果的に歯石の沈着を予防することができます。

歯石沈着予防の成分は薬用成分なので、それらの成分が配合されている歯磨き粉は少し高い(1000円前後〜2000円くらい)のですが、歯周病や口臭予防にも高い効果があるので、しっかりと歯磨きをする為にはおすすめです。

当サイトのおすすめ歯磨き粉1位で紹介しているオーラパールにも歯石の沈着を予防する成分が入っています。「口臭予防ならこの歯磨き粉を選べ!ランキングベスト3はこちら!」で紹介していますので参考にしてみて下さい。

歯石と口臭まとめ

歯石は口臭の大きな原因の1つです。

そして歯石は誰しもが溜まってしまい、自分では取り除くことができないので、必ず定期的に歯科で掃除してもらうことが大切です。

また少しでも歯石が付きにくくする為には毎日の口内ケアをしっかりと行うことが重要です。

歯石を取り除いて口臭の無い爽やかな息を取り戻しましょう。