過度なストレスや精神的に不安な状態が続くと口臭がきつくなっているような気がしませんか?
それは自律神経失調症によって口臭がきつくなっている可能性があります。
自律神経は体の中のさまざまな器官の働きをコントロールしています。だから自律神経失調症になると体の色々な所で不具合や不調が出てきます。その中でも「唾液の減少」「胃腸の働き低下」が口臭の原因となってしまいます。
しかも「唾液の減少」と「胃腸の働き低下」は別々の箇所から口臭を発生させてしまうので、自分の口臭はどこに原因があるのかを理解して対策を行わなければなりません。また両方の原因から口臭が発生している場合は2つの面から口臭対策をしていかなければなりません。
このページでは自律神経失調症による口臭の原因から対策方法まで詳しく紹介しています。
自律神経失調症による口臭が改善できるきっかけになれば良いなと思っておりますので、是非最後までお付き合い下さい。
自律神経失調症が引き起こす口臭の原因とは?
自律神経は交感神経と副交感神経の2つからできています。通常はこの2つの神経がバランスよく働いています。自律神経失調症はこの2つの神経の働きのバランスが取れなくなった状態で起こる体の症状の事を言います。
自律神経の主な働き
- 胃腸の働き
- 心臓の拍動
- 体温調節
- 代謝
自律神経は人間が生きていく上で無意識に行っていることを司っているのでとっても重要な神経なんです。だから自律神経の働きが乱れてしまうと体の中にさまざまな異変を引きおこしてしまします。
自律神経失調症の主な症状
- 頭痛
- 耳鳴り
- 動機
- めまい
- 吐き気
- 胃の不快感
- 便秘/下痢
- 肩こり
- 不安感
- イライラ
などなどこれ以外にも本当にたくさんの症状が自律神経失調症にはあります。
そんな症状の中で口臭をきつくさせてしまう原因に「唾液の減少」と「胃腸の働き低下」があります。
この2つの症状が「口の中」と「体の中」の2つの箇所から口臭を発生させてしまいます。
唾液の減少で口の中から口臭がきつくなるメカニズムとは?
自律神経の内、交感神経の働きが優位になると唾液に変化が起こります。
- 唾液の分泌量の減少
- 唾がネバネバになる
唾液には口内の汚れを洗い流したり、細菌の繁殖を抑えて清潔に保つ働きがあります。この唾液が減少したり、ネバネバになることで口内環境が悪化して口臭がきつくなってしまいます。
またネバネバの唾は細菌の繁殖を抑える働きが弱いことに加えて糖たんぱく質という細菌の餌になる成分が含まれているので余計に口臭の原因となってしまいます。
口内の細菌が口臭の原因になる理由
口の中には無数の細菌が生息していて、食べかすや剥がれ落ちた粘膜細胞などをエサに生きています。そして細菌がそれらを分解する際に悪臭ガス(揮発性硫黄化合物)を発生させてしまいます。これが口臭の原因となります。
唾液の減少が原因の口臭対策方法とは?
口の中が原因の口臭を抑えるには口内の細菌を減らすことがポイントになります。
- 歯磨き
- 歯間ブラシ
- マウスウォッシュ
- ワンタフトブラシ
これらを用いてこまめに口内ケアを行うことで細菌を減らして口臭を抑えることができます。特に歯ブラシだけでは口内の汚れの60%程度しか掃除できないので、歯ブラシでは届かない箇所を歯間ブラシやワンタフトブラシを用いてしっかりと掃除することが重要なポイントです。
またサラサラの唾液の分泌を促す為には以下の対策方法も有効です。
- よく噛んで食事をする
- キシリトール入りのガムを噛む
- レモンや梅干しなどの酸っぱいものを食べる
- 水分補給をこまめに行う
歯磨きは1日に最低でも3回(起床後、昼食後、寝る前)は行いましょう。これに加えて口臭が気になる時は歯磨きをしたり、ガムを噛むなどの対策を行いましょう。
これで唾液の減少が原因の口臭をしっかりと抑えることができます。
胃腸の働き低下が原因で体の中から口臭がきつくなるメカニズムとは?
自律神経失調症の症状の中に胃腸の働きが低下するというものがあります。これにより体の中から口臭がきつくなってしまいます。
胃腸の働きが低下すると以下のようなことが起こります。
- 食べた物が胃で消化不良になる
- 排泄物が腸に長く止まり便秘になる
これらは口臭の原因となる悪臭成分を体内で発生させることになります。
胃で消化不良になると食べ物が異常発酵を起こして悪臭ガスを発生させますし、便秘になると腸内で排泄物の悪臭ガスがたくさん発生してしまいます。
この体内で発生した悪臭ガスは胃や腸から血液に溶け込んで全身を巡っていきます。そして肺にまで運ばれてきた悪臭成分は気化されて呼吸する時に口から漏れ出てしまいます。
これが胃腸の働き低下が原因で体の中から口臭がきつくなるメカニズムです。
胃と便秘による口臭については以下の記事でより詳しく紹介していますので参照してみて下さい。
胃腸の働き低下が原因の口臭対策方法とは?
胃腸の働き低下が原因の口臭を抑えるには胃腸の働きを活性化させて元気な状態へ戻すことがポイントとなります。
その為には筋トレが有効な対策方法になります。
特に腹筋を鍛えることで胃の消化を助ける動き(蠕動運動)を正常にすることができるので、大変効果的です。
1日に10回×3セット程度で良いので、腹筋のトレーニングを続けましょう。
その他にはウォーキングなどの有酸素運動も胃腸の働きを活性化するには効果的です。
有酸素運動は全身に酸素を行き渡らせて、血液の循環を良くすることから胃液の分泌も促されて胃腸の働きが良くなります。
1日に30分程度のウォーキングで良いので日々の生活に取り入れましょう。
胃腸が原因の口臭を少しでも早く抑えたい人へ
胃腸の働き低下が原因の口臭は治るまでに少し時間がかかってしまいます。なぜなら運動や筋トレを続けたり、自律神経失調症が治り、胃腸の働きが正常に戻らなければならないからです。
でもクサい口臭は少しでも早く抑えたいですよね。
そんな時に効果的なのが口臭サプリメントです。
口臭サプリメントは胃や腸などの体内で発生した悪臭成分に作用して、消臭・無臭化してくれます。だから自律神経失調症で胃腸の働きが低下して体の中から発生する口臭にも効果が期待できます。
私も胃の不調から口臭がキツくなることがよくあったのですが、口臭サプリメントを飲み始めてからはキツい臭いを抑えることができました。
自律神経失調症を治したり運動をすることはもちろん大切ですが、とにかく口臭だけでも先に抑えたいという人は一度口臭サプリメントを試してみて下さい。
当サイトでは数種類の口臭サプリメントを実際に使用して効果を比較しています。
口臭サプリメントを選ぶ際は参考にしてみて下さい。
自律神経失調症と口臭のまとめ
どうでしたか?自律神経失調症が原因の口臭についてわかりましたでしょうか?
このページでは自律神経失調症による口臭を抑える為の対策方法を紹介してきましたので、ぜひ実践してみて欲しいのですが、やはり1番の対策方法は自律神経失調症を治すことです。
だからここで紹介した口臭対策方法はあくまでも一時的なものとして考えておいて下さい。
そして自律神経失調症の原因であるストレスを解消する方法や自分なりのリラックス方法を見つけて、自律神経失調症そのものを治して口臭も改善するように目指して下さい。